わたしからあなたへ
「何処か貴方の知らないところに、貴方への言葉を残すこと」。
それはとても、とても難しい。
適切な場所がどうにも思い浮かばなかったので、ここにしました。ただ、きっとこの場所も、いつか貴方の知るところとなるのでしょう。だって、あなたはわたしで、わたしはあなたなのだから。
最初に断っておきます。
わたしは、どうされようと構わない。
なぜ、貴方ばかりが隠れていなければならないのか。
貴方のした事が、わたしの為にならない事など、ただの一度も無かったわ。そうでしょう?
わたしとあなたは表裏一体。
どちらが本物か、どちらが正しいか、間違ってるか。
どちらが表か、裏か。
そんなものはどうでもいいの、大事なのは、わたしとあなたで、ようやくひとりの人間として成り立つということ。
どちらが欠けても、きっと
今頃この身体は存在し得なかった。
わたしはさ。
あなたがわたしで、わたしがあなたで、良かったと思っているんだよ、橘。
朔(@__endlosesung)