うまくいえないひとたち。

analfriskerのつどい

うぐいすあんぱんも悪くない

書いた文章が好みだと言ってもらえるのはとても光栄なことで、書き手としてはこれ以上に嬉しい言葉はない。

が、しかし。その言葉の上にあぐらをかいて、なに書いてもいいやってなもんで適当ぶっこいたときに、それでも好評をいただけるのかというと当然そんなことはない。現実は非情だ。そんなこんなで1度書き始めた記事を、2本お蔵にした。下書きに残してあるけど、多分続きは書かないだろう。

「書け」と言われて「書きます」と言ったからには、それなりに自分が納得できないといけない。中身がないものは人に見せたくないのだ。

見栄か、プライドか。それは自分でもよくわからないけど、空っぽに見える自分という器の中に手を突っ込んだら、手を引き抜いたときには色んなものが絡みついてきていて、自分でもびっくりする感じになっていないと。それができそうにないときは、自分の中に手を突っ込まない。そんな自分ルールがある。そんなに自分を縛り付ける必要なんて、どこにもないんだけどね。

 

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ハンドルネーム、○ん○んちゃんからお題をいただきました。「大学時代」ということで。リクエストありがとうございます。

僕は今年29歳になったんですけど、大学生になったのがちょうど10年前なんですね。このお題で書くって考えたとき、まず「うっわぁ〜〜キッツぅ〜〜〜時の流れを直視させられるのキッツぅ〜〜〜〜」なんてことを思いました。10年ですよ。今年高校を卒業して次のステップに進んだ人、10年前はバリバリの小学生ですよ。鬼ごっこが最高に楽しい時期の小学生。ウヘァ〜〜って声出ちゃうでしょ。出ちゃうよねぇ。

 

ふと、10年前に何を書いてたんだろうと思ってmixi日記を見返してみました。地獄の釜の蓋を開けたわけです。そしたら、どの日記を見ても「バトン」を書いてて。20項目くらいの質問があってそれをひとつずつ答える。そして次に同じ質問に答えてもらう友達の名前を挙げて、質問のバトンを渡すアレです。

自分は答える割に、回ってきたバトンをほとんど誰にも渡してないあたり、自分語りは好きだけど他人には興味がなかったんでしょうか。

それで、そのバトンが驚くほどつまらないわけ。死ぬかと思った。つまらなすぎてショック死。男子大学生の血液型情報のどこに価値があるというのか。きっと昔はそんなことすら考えてなかったんだろうな。

それはさておき、普通の日記を一部抜粋します。

 

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10年前の僕です。少し不思議な世界観を持っていたみたいです。多分これが面白いと思ってたんだろうな。あんぱんだと思ってたらうぐいすあんぱんだったときのガッカリ感。うん。

外から見ると今も大して変わらないのかもしれないけど、自分としては10年経って結構成長した部分を感じました。よかった。

 

10年も経つと色んなことがあって。成功もするし、挫折もするし。とにかく変わるんです。価値観が。校庭で走り回ってた小学生のときと、19歳のときの価値観がまるで違うのと同じで。

10年前の自分を評するとしたら、悪く言えば今よりもっと愚かで、良く言えば澄んでいた。

今の自分はまぁまぁ愚かで、それでいて濁っている。でもそれが、僕なりに正しく歩いてきたということなんだろう、と。そう思います。

これが今日の、書いてる自分もビックリする、思いもしなかった結論。弱いか!弱いかな!

 

大学時代、単位ギリギリまで講義をサボって自分がしたい勉強をしてたんですね。お題にもう少し寄り添うとすれば、そんな話をした方がいいのかなとも思ったんだけど、それはまたいつか。

 

 ふわ毛