うまくいえないひとたち。

analfriskerのつどい

秘密が、わたしをつくる

見上げるともうすっかり、空は秋めいている。
私の住む場所は恐らく、全国の中で一番先に季節が巡る位置にあると思う。最近、朝晩は15℃を下回る時も多い。
そうやって段々と冬に向かっていくにつれて、思い出さざるを得ない記憶が2つある。
ただ、今回はそれについて直接的に話す訳ではない。


記憶、というワードを出すと、ほぼイコールで私の頭の中に想起されるのは「秘密」というキーワードである。
「秘密がわたしをつくる」とツイートで公言している以上、秘密という言葉に対して私は独自のロジックを持っている。

それでは私の最大にして最初の秘密をここに記しておく。

「秘密があるか、ないか」

それが私の秘密である。


秘密の有無の真偽についてはどうでも良い。もし本当に秘密が無いのなら、「秘密が無い」ということを秘密とでも言っておけばいい。
人間は「知らない」「わからない」「掴めない」ものに対して、どうしても興味を持たざるを得ないし、惹かれざるを得ない。
秘密という言葉で、誰かの心に少しだけ引っ掛かる、けれど忘れられない、そんな人間になれたらなぁと思う今日この頃。


そんな訳で、初めまして。
遅ればせながら名乗らせて頂きます。
朔です。どうぞお見知り置きを。
ここのブログには皆様それぞれが素敵な文章をお書きになられていますが、私が一番稚拙且つ意味の解らない文章を書く自信があります。
宜しくお願いします。



さて、この文章の始めに出した、
「そうやって段々と冬に向かっていくにつれて、思い出さざるを得ない記憶が2つある」という一節。
本当に2つなのか、思い出す季節は今時期なのか、本当に思い出すのか、そもそも思い出すような記憶はあるのか?

それもまた、秘密である。